mother lakeのほとりにて

短歌のこと、身のまわりのことを

2019-01-22から1日間の記事一覧

「塔」12月号より ②

自作品を。。。。。。 闘病の苦しき日々も幸せと置き換へられて母逝きませり 式場の霊安室に式を待つ母の前にてよし笛吹きぬ 二曲目に月の沙漠を吹きにけり母の行く道遠く行く道 その覚悟とつくに出来てゐるはずともういいだらうさう思ひをり こんなにも薄く…

「塔」12月号より  ①

印象に残った10首を 導火線もつけて供へむ黒色(こくしよく)のダイナマイトのやうなすいかを 長谷部和子 数万円の目高の話聞きながら庭桶に見る庶民のメダカ 八木由美子 基地の町に生れしことを恥じており凌辱されし少女のごとく 前原美登里 駅なかのすし屋…